薪ストーブとは・・・。
上手に燃やせば、私の「薪ストーブの燃焼効率」80%以上!
「熱効率」も80%以上!
※)含水率20%の薪の熱量は3600kcal/kg、完全乾燥では4500kcal/kg。
通常薪として使用するのは含水率20%以下なので、3600/4500 = 80% 以上となる。 燃焼効率 80%以上は、後で述べる二次燃焼の完全燃焼で成しえる。
一次燃焼で燃え残ったガスや微粒子を高温の二次エアーで高温完全燃焼させる。 いわゆる「炎のオーロラ」が現われている状態。
※)熱効率は、薪ストーブの構造上「煙突」が必要で、どうしても煙突から室外へ熱が逃げてしまう。(何もしないと約1/4)
そこにも工夫がなされている。室内は煙管の熱を利用するために一重煙管、屋根裏から先は二重煙管。
二重煙管で、排気を逆流させないためのドラフト(上昇気流)を確保している。 一重煙管の室内長は4~5m がお勧め。
それらの工夫で、熱効率も 80%以上が得られる。
因みに、開放型の暖炉の熱効率は10~20%程度(いわゆる低温燃焼で炎も赤~橙色)。
熱のほとんどが排気管から逃げている。
木材内部の木炭ガス(揮発性物質)のほとんどが燃えずに排出される。いわゆる煙が出ている状態。
ある意味、「薪ストーブ」は「内燃機」、「暖炉」は「外燃機」とも言えるでしょう。