手羽先スモーク バルサミコ風

骨付き鶏肉(手羽先)の燻製

バルサミコ酢 は、肉を柔らかくし
絶妙な甘味と酸味を醸し出す

熱燻製:80~100℃
    (燻製器内温度)
    75℃ 程度
    (肉の中心温度)


材料

  • 骨付き鶏肉(手羽先) 大8本
  • バルサミコ酢     50ml
  • 醤油         10ml
  • 塩           適量
  • サクラチップ    ひと掴み
  • 砂糖        小さじ1


手順

1.骨付き鶏肉(手羽先)に軽く塩を揉み込む

2.ビニール袋に、バルサミコ酢、醤油、鶏肉
  を入れ、口を閉めて肉に良く絡め
  冷蔵庫で一晩漬け込む。

3.風乾する。2~3時間
  スモークののりが良くなる。

4.ダッチオーブンの底に、
  アルミホイルを密着するようにひき、
  その上に サクラチップをばら撒く。

  さらに、砂糖をばら撒く。
  照りが良くなる

アルミホイルは、肉汁やチップの
鍋への焦げ付きを少なくする。

私は、鶏肉は弱めの燻製が好みなので、
チップは少なめに入れます。

チップは、
豚肉とヒッコリー
鶏肉とサクラ
の組合せが好みですね。

5.足付きの網を載せ、
  その上に肉を均等に置く。

足は、肉にチップが焦げ付かなくするのと
スモークが肉に均等に行き渡るためなので、
無ければ、代用でも構わない。

足付き網は、
ホームセンターのアウトドア用品コーナーで
1000円程度で購入しました。

6.火を熾し、熾火状態になって来たら、
  中火でスモーク 10~15分

7.弱火でロースト 20~30分
  肉の中心温度が75℃程になるように
  火を調整する。

温度が図れない場合は、竹串などを肉に突き差し
約5秒後に抜き取り、唇に当て暖かく感じればオッケー!


バルサミコ風は
鶏肉の独特の臭みも押さえてくれます。

スコーン ( Scone )

 

ベイキングパウダーで膨らませるだけ。
発酵させないスコーンは、
イギリス生まれのパン。

粉っぽい食感のスコーンは
ジャムやクリームを添えれば
朝食やおやつに最適!

もちろん紅茶で頂きましょう

200℃ の ストーブトップで

材料(作りやすい分量:8個分)

  • 薄力粉      200g
  • ベイキングパウダー  4g
  • バター       20g
  • 塩          4g
  • 砂糖        50g
  • 卵         中1個
  • 牛乳        60cc

手順

1.ビニール袋に、
  薄力粉とベイキングパウダーを入れ、
  口を締めて振り、良く混ぜ合わす。

2.適当な容器に、溶かしバター、塩、
  砂糖を入れ良くかき混ぜ、
  溶いた卵を少しずつ加えて混ぜる。
  クリーム状になるまで混ぜる。

3.粉類を半分入れ、
  牛乳を少しずつ加えながら混ぜていく。
  練り込まないように、切るように混ぜる。
  粉っぽさが残っていても、気にしない。

4.残りの粉類を足し、
  残りの牛乳を少しずつ入れて同じように混ぜる。

5.清潔な布や台に打ち粉を振って
  生地を乗せ、長方形に薄く伸ばす。
  左右から折って三つ折りにし、
  更に上下から三つ折りにし、
  上から空手チョップの要領で、
  叩いて再び長方形に薄く伸ばす。
  これを4~5回繰り返したらまとめる。
  20分程寝かせる。(ベンチタイム)

6.寝かした生地を棒状に伸ばし、
  8等分に切り分け丸くまとめる。

7.ダッチオーブン(又はスキレット)に、
  クッキングペーパーを敷き、
  生地を並べてストーブトップで焼く。

ダッチオーブン
スキレット

8.焼き面にこんがりと焼き色が付いたら
  (約15分)、
  裏返して蓋を被せて、更に5~6分焼く。
  蓋は少し隙間を開けておく。サックリ焼ける。



ジャムやクリームを添えて、
召し上がりましょう

 

針葉樹でも大丈夫

薪ストーブに針葉樹は燃やせないと思っている人がいますが
それは間違いです

どんな樹木でも
乾燥させてあれば
ススはほとんど出ず
薪として使用できます



一般的に密度の高い広葉樹は火持ちがよく
暖める力が高いのが特徴です

一方
針葉樹は広葉樹に比べ密度が低いため
薪割りがしやすく運搬も楽
着火性が高いので焚き付け用にも向いています

針葉樹と広葉樹を混ぜて使用したり
用途に合わせて使い分けるといいでしょう

理想的な水分含有率は20%以下


切られてすぐの生木は、その50%が水分です
その木を薪として燃やすには
20%以下まで乾燥させることが大切になります

十分に乾燥していない薪では
ストーブの性能を十分に引き出せません

暖まりにくいうえに

燃やすと
クレオソートやススが多く発生し
煙突内に付着


煙突掃除をこまめにしなければ煙突火災の原因にもなりかねません

薪は割られることにより
空気に触れる表面積が大きくなるので
より早く乾燥させることができます

割った薪は風通しが良く雨のあたらない屋根の下で
乾燥させる

太さや樹種にもよりますが、冬に切って2年間乾燥させた薪が理想の薪といえます。


引用先

薪ストーブメーカーにかかわらず針葉樹は使えます

現在日本で販売されている薪ストーブは
大抵どのメーカーでも
針葉樹を使うことができます



「●●のメーカーのストーブだから針葉樹が焚ける、焚けない」
ということは、基本的にはありません

焚き方に問題があることがほとんど


高温になってしまう場合
それは薪の量と供給する空気が多すぎるといった
焚き方に問題があることがほとんどです

  • 焚付け時以外に細い薪を大量に入れない
  • 空気の供給量を必要以上に多くしない
  • 不適切な箇所(灰受け扉、ダンパーなど)をあけたまま長時間燃焼しない

引用先

私の場合も、始めは

実際に松を焚いてみてわかったのですが
確かにストーブが早く高温になります
火付きが良いんですね

それで空気量をしぼってしまうと
今度は正面扉のガラスがすぐ黒くなります
煙が多く出るからです(薪の不完全燃焼、クレオソートが大量に発生)

ただ、大量に投入しなければ
高温になりすぎて困るという状態にはなりません

要は焚き方で解決できる問題ですね


針葉樹の燃焼特性を解りやすく説明すると
・針葉樹は密度が広葉樹に比べ、小さい

つまり、広葉樹に比べ、中がスカスカ状態。


焚火の時に、火付けに新聞紙を使いますが
同じ一枚の新聞紙でも
軽く丸めると(針葉樹状態)、早く良く燃えます
ギューと丸めると(広葉樹状態)、ゆっくり燃えます

針葉樹は、早く燃える代わりに、多くの空気も必要とします。

針葉樹を薪ストーブで焚く時は、空気をあまり絞らずに燃やすことが重要です。
良い状態で燃やす、煙を出さずに燃やす、ために。

針葉樹を焚いている時に、煙が多く出たら、空気を沢山いれましょう。
それでも、煙が多くでる場合は、焚く薪の量が多過ぎ、です。

乾燥が悪い薪の使用は、論外です。


針葉樹の薪についてのよくある誤解

針葉樹の薪を焚くと
温度が高くなりすぎてストーブを傷めないか?
タールが多くて煙突が詰まるのでは?

という話をよく聞きますが
それは針葉樹の薪が悪いのでなく
扱い方が間違っていることによる誤解です

樹種が問題なのではなく
乾いているかどうかがカギ

発熱量や火持ちなど特性はあれど
薪に樹種は関係ありません


大切なのは
しっかり乾燥しているかどうか

何ヶ月も置いたから大丈夫、というのではなく
きちんと雨を防いで風通しの良い場所で乾燥させさせましょう

針葉樹でも
薪として全く問題なく使うことができます

薪の乾燥

樹種に合った乾燥期間を設ける必要があります。

針葉樹なら3ヶ月から半年
広葉樹は1年以上が望ましいでしょう

但し、乾燥の環境で大きく左右される、ことに注意!

乾燥が十分でないと

  • 火がつきにくい
  • 温度が上がりにくく、暖かくならない
  • 水分を含んだススが煙導内に付着し、煙突を詰まらせる原因となる
  • 煙が大量に発生し、臭いの原因となる

などの不具合が起こり
いかに性能の良い薪ストーブも本領を発揮しない

判断するもっともシンプルな方法は
薪を割ってみて、その断面が湿っていないかどうかを手で触ってみることです

しっとりとして水気を感じるようなら
まだ乾燥が不十分と言えるでしょう

乾燥具合は表面をみただけではわかりません
内部までしっかりと乾燥していることが大切です

私のお勧め方法は

薪と薪とを叩いて
「ゴンゴン、コンコン」は、まだ乾燥不足
「カーン、カーン」は、充分に乾燥した音

になります。

乾燥月数と合わせて
叩いた音で判断してます


薪の種類と薪に適した木

薪にはナラ、クヌギなどの広葉樹が適している、と言われることが多いのですが、

実は薪に樹種は関係ありません

マツ、杉、ヒノキなど針葉樹はヤニが多い、
火力が上がりすぎる

などと言われることがありますが、
これは誤解です。

針葉樹ももちろん、薪として使用できます。

十分に乾燥していれば
どんな樹種でも

十分に薪として使うことができます

逆にどんな樹種でも
乾燥が足りず薪の内部に水分が残った状態のまま焚くと、
十分な熱量が得られないだけでなく、

煙突内にべっとりとしたクレオソートがこびりつき、
煙導内に火がつく煙導火災を引き起こす原因となります。

スギ、カラマツ、アカマツなどの針葉樹でも、
しっかりと乾燥させていれば
問題なく薪として利用できます。

信州大学との共同研究の結果、
煙突が詰まりやすい
ストーブを傷める
という事実もないことがわかりました。

針葉樹は一般的に乾きが早いので、
乾燥期間が短くて済むというメリットがあるので、
春に薪作りをし、
その冬に焚くということが可能です。

信州大学農学部が調査したところによると、
ナラなどの広葉樹と比べて、
カラマツやアカマツの針葉樹は
乾燥が非常に早いことがわかりました。


5月末に薪を作って乾燥させた場合、
針葉樹は約2か月で薪として使用可能な含水率20%以下まで乾燥しましたが、
ナラは乾燥がゆっくりでさらなる乾燥期間が必要
という結果が得られました。


日本の森林の約50%は針葉樹で、
このうち多くを占める人工林は
間伐を必要としていますが、
実際は進んでいません。


こうした現状を打開すべく、
針葉樹の間伐材を薪として利用することで
森林の整備を進めようという取り組みも行われています。

価格も比較的安価ですが、
火持ちの面では広葉樹に劣ります。

これは、

木の密度(単位体積あたりの重量:g/㎤)
に関係があり

針葉樹は広葉樹に比べると
密度の小さいものが多いためです。

入手しやすい針葉樹を密度で見てみましょう。

カラマツ、アカマツは
針葉樹の中では密度は0.50 g/㎤前後です。


スギ、ヒノキはさらに軽く、
0.40 g/㎤前後。

スギ、ヒノキに比べると
密度の高いカラマツ・アカマツは
火持ちの良い薪です。

一方で火がつきやすいという性質を持つので、
焚き始めは針葉樹を、
落ち着いてきたら広葉樹を使うなど、
数種類の樹種を使い分けるのもおすすめです。



広葉樹の薪

広葉樹の薪はなんといっても火持ちの良さが特徴です。

クヌギやカシは密度が0.80 g/㎤前後と非常に高く、
最高級の薪とされています。

手に入りやすいナラやサクラも0.65 g/㎤前後で、
十分な火持ちが期待できます。

しかしその分乾きにくいので、
十分な乾燥期間が必要です。
燃やした後の灰も多く残る。

火がつきにくいので、
焚き付けとして使用する場合は細かく割ること。
太薪を投入する時も
十分に火力が上がってからにしましょう。

価格は針葉樹と比べると高めです。

引用先


私の場合
地産地消を CONCEPT としているので
ほとんど針葉樹で焚いています

近隣の森林組合から譲って頂いている、間伐材の唐松を使用

ほぼ、針葉樹で焚いたシーズン後の、煙突内の様子

茸と御飯の Quiche

Quiche とは、フランス アルザス=ロレーヌ地方の郷土料理。
パイ生地やタルト生地の上に卵・生クリームを使った料理。

食べやすく食べ飽きないように、パイ生地を御飯に代えると、美味しい Quiche の完成!

200℃ のストーブ炉内で

材料(作りやすい分量:4人分)

  • 御飯          250~300g
  • ピザ用とろけるチーズ  100~150g
  • 茸           合計300g
  • しめじ、えのき、舞茸、ひら茸、エリンギ、など
  • 卵生地
  • 卵           中5個
  • 生クリーム(植物性)  100ml
  • ナツメグ        小さじ1/2
  • 塩           小さじ1/2
  • ブラックペッパー    少々

手順

  1. 温めた Skillet にバターを塗り、御飯を入れる。


2.御飯の上に、チーズ1/2量を乗せる。


3.茸は、バラバラにならないように、手で押さえながら、御飯の上に隙間無く並べる。

Skillet を埋め尽くすくらい、茸たっぷりが美味しい!


4.茸の上に、残りのチーズを乗せる。


5.卵生地を作る。
  ボウルに、卵、生クリーム、ナツメグ、塩を入れ、胡椒を振り、良く混ぜ合わせる。


6.卵生地を均一に流し込む。


7.弱めの熾火にした、ストーブの炉内にゆっくり入れる。
  炉内200℃程度(ストーブトップ150℃程度)


8.20分、炉内で焼いたら、Skillet を180度 廻す。
  焼け加減を均一にする。ストーブの奥と手前ドア側では、焼け加減が違う。
  廻して5分、合計30分 を目安に、卵生地が固まるまで焼く。


9.Skillet を炉内から取出す時は、とても熱くなっているので、
  二重手袋をするなど、火傷に充分に注意する。


では、暖かいうちに美味しく頂きましょう!

林檎のワイン煮

 

 

頂き物の林檎が、いっぱいある時に作ります

150~200℃ の STOVE TOPで

材料(作りやすい分量)

  • 林檎         4個
  • ロゼワイン      3カップ
  • 砂糖         少々
  • 干し葡萄       適量
  • シナモンスティック  1本

手順

  1. 林檎は皮を剥き、八等分に。芯は取り除く。
  2. 鍋に林檎を入れ、ワインを林檎が浸る量まで注ぎ、ストーブトップで熱する。


  3. 砂糖、干し葡萄、シナモンスティックを入れて煮込む。干し葡萄は味に深みを出す。



  4. 満遍なく煮えるように、時々林檎の上下を返す。


  5. 綺麗に色付き、軟らかくなるまで煮る。



  6. 暖かくても、冷めても美味しい。
  7. バニラアイス や ホイップクリーム を添えて、紅茶で食べると最高に美味しい。

一晩、ストーブトップで沸沸と穏やかに煮続けると、
砂糖でも甘みが円やかになってくる。
砂糖をメープルシロップに代えると、より甘みが円やかになる。


冬の寒い時期、
室内でのストーブ料理は楽しくもあり、
生活を豊かにします。

骨付き Smoke Chicken

骨付き鶏手羽先、鶏もも肉 の燻製

熱燻製:80~100℃(燻製器内温度)
    75℃(肉の中心温度)

材料

  • 骨付き鶏手羽先大    4本
  • 骨付き鶏モモ肉     2本
  • ウィスキー       50cc
  • キウィ         1個
  • 醤油          大さじ1
  • あら塩         適量
  • サクラチップ      ひと掴み
  • 砂糖          ひと掴み

手順

  1. 漬けダレを作る。 ウィスキー、キウィ、醤油を良く混ぜる。 ウィスキーは、肉に旨味を増し、キゥイは肉を柔らかくしてくれる。


2.肉の表面に塩を、お好みで揉み込む。数時間置く。
  塩の量、揉み込む揉み込ま無いは、お好みで。


3.漬けダレと共に、ジプロックに全ての肉を入れ、冷蔵庫で一晩漬け込む。


4.鉄鍋(DUTCH OVEN)の底に、アルミホイルを密着するようにひき、その上に サクラチップをバラ撒く。 チップの量はお好みで調整。 アルミホイルは、肉汁やチップの鍋への焦げ付きを少なくする。   私は、鶏肉は弱めの燻製が好みなので、チップを少なめに入れます。チップは、豚肉とヒッコリー、鶏肉とサクラの組合せが好みです。


5.チップの上から砂糖ひと掴みを振りかける。照りが出る。


6.足付きの網を載せ、その上に肉を均等に置く。
  足は、肉にチップが焦げ付かなくするのと、スモークが肉に均等に行き渡るためなので、無ければ代用でも構わない。
  足付きの網は、ホームセンターのアウトドア用品コーナーで購入しました。


7.熾きた焚火に乗せ、中火でスモーク 10~15分。


8.弱火でロースト 20~30分
  肉の中心温度が 75℃になるように、火を調整する。

美味しそうに出来上がりました!

鶏手羽先は、そのまま食べても良し。
スープストックの具として入れても良し。

骨付き肉は、スープなどで煮込むと良い旨味が出ます。



鶏ムネ肉、鶏骨なしもも肉 の場合

1. 3. を省いた手順で、美味しく出来上がります!